観劇後にモヤモヤを抱えてしまった私はシャイニングキングダムの国民になれたのかな?
1.感想記事の1つ目がこの内容で本当に悲しいんだけど
前記事に記載した、本ブログを始めるきっかけとなった作品は
「劇場版 うたの プリンスさまっ マジLOVEキングダム」です。
30代女子(女性かな!)なら誰もが1度は通るであろう「うたプリ」。
自分は一昨年リリースされた音ゲー「ShiningLive」から転がるようにファンになった一人です。
この話はまた長くなりそうなので別で記事書きます。本当に大好きです。
だからこそ、観劇後に「はよ家帰ろ…」って思ってしまったことがショックで仕方なかった。
家帰ってからのSNSに流れるキラキラした感想を見て更に落ち込んだ。
- 平日11時の公開初日の第一回目の席を確実に取るために夜中0時前に映画館のサイトに張り付いて予約したこと
- 劇場版うたプリのセトリを何度もリピートして聴きまくったこと
- 映画館の入り口に貼ってあるポスターを誇らしい気持ちで見て「このポスターが何ヶ月も貼ってもらえたら嬉しいな!」と連れと一緒にニヤニヤしたこと
なんか一気に走馬灯のように頭に流れて、その日1日、自分のこの思いは間違いだと何度も思おうとしました。
でも、思い返せば思い返すほどダメでした。
前置きが長くなりましたが、そんな気持ちに陥ったのはなんでかをつらつら下に書いていきます。 もちろん素敵な点もたくさんあったのではじめにそちらから。
本作を全肯定できる方にとっては理解しづらく、読んでいて不快になる可能性が高いです。
「嫌な気分になりそう」と判断された場合は、ページを閉じていただけると幸いです。
2.大好きなプリンスたちが楽しそうにライブをしているようすが見れるのは素敵なこと
前代未聞の全編ライブ!
私たちはサイリウムを実際に持って全力で応援できる!しかも毎日朝も昼も夜も!
これは本当にすごいことだと思いました。アニメではライブに至るまでのドラマを見て、結果を春歌ちゃんと同じように見守るスタンスだけど、今回は一観客としてパフォーマンスを楽しむことができる。
昨今アイドルモノはありふれたものとなりましたが、この作品をきっかけに他作品でも全編ライブ映画が流行ったらとても面白い流れになると思いました。
うたプリがまた新しい時代を作るんではないかと。
私は初日1回(通常上映)、2日目2回(両方とも応援上映)観劇したのですが、応援上映の方がよりライブ感が高く、本編の観客席にいる感覚が強かったです。
おすすめは応援上映(ただし当日の観客マナーに左右されちゃう部分はあるかもですが)
特に好きな場面は
- 冒頭のメンバーみんながライブ開始前でもリラックスして開始を待っているところ
- Feather in the hand の溢れ出る美しさ
- カレイドスコープの「これぞうたプリ!」と言える演出
- ウルトラブラスト終了後のST☆RISHメンバーの歌いきった感
もちろん上記に上げた場面以外も度々脳裏に蘇ってはすごかったなぁと思っています。
ライブパートは本当に楽しい!!
3. ライブ見に行く気持ちで行っちゃったが故のガッカリ感
劇場版が公開されるまでに
「本作はアニメではなくライブです!作品を知らない方もきっと楽しめます」(上松さんツイートだったはず…あとで探そう)
「制作に入る前、男性アイドルたちの生ライブやDVDをたくさん見させていただいたんです。(中略)TVアニメではそういうファンサービス的な部分が描ききれていなかったので、劇場版でそこをきちんと表現したいと思いました。」(PASH!7月号の古田総監督)
3.みんなキングダムの国民になれた?
少なくとも私が居た劇場内の10名は映画終了後、無言でシアターから出ました。
鼻をすすっていらっしゃる方も1名くらいいたので、気持ちが溢れすぎて何も言えない方や一人で見に来たので声に出せなかった方ももちろんいらっしゃると思います。
ただ、私と連れは「次見なくていいな、帰ろっか」と声を揃えて劇場を出てしまいました。
期待したが故のガッカリがずっと頭から離れず、家に帰るまでひたすら連れと「なんでこんな気持ちになるんだろう」って理由を探していました。そこで見つけた理由は上記参照
これみんなどういう感想なんだろう…って恐る恐るフォローさせていただいている方のツイートを見ると
「体感○分!あっと言う間に終わってしまう!!」
「これは作品知らない人でも絶対に楽しめる!入国お待ちしています!!」
「エゴイスティック組エロすぎ!」
↑推しは四ノ宮那月くんなんですけど初回は衣装で笑いを堪えるのに必死でしたすみません…
「丁寧に作っていただいているので1回じゃ細部までみれない!何度も観よう!!」
「制作スタッフに感謝(合掌)とにかくみんな観よ!!!!」
4.めっちゃ不満点を書きなぐってしまったけど
ライブは楽しかった。だからこそライブに居る観客のまま浸らせてほしかった。
良かった点よりも悪かった点を書きまくっちゃいましたが、まさか自分がブログなんて面倒なメディアを利用しようとするほどの熱を持ったことは事実。それこそ某愚痴スレのタイトルにある「愛故に」だと思います。
当然作品当初からずっと追っかけていた人からすれば一昨年からハマったファンに「愛」なんて語られるか、と思われるかもしれませんが、うたプリにハマったことで仕事も頑張って推しに貢ごうという活力が貰えました。2次元のキャラだっていうことをわかっていてもプリツイを見て楽しい気持ちにもなれました。正直もっと早くからハマっていたかったと思っています。
他作品では感じられないようなキャラクターに対しての愛情が持てるうたプリって本当にすごい。
でも今回の映画の感想を見て、ふと、去年のSMSのロスアリ炎上事件を思い出したんです。
あるファンはあの作品の物語をみて、ひどく苦しい思いをされました。
でもうたプリが大好きで、こんな悲しい気持ちを持ちたくない、でもこれ以上は辛いからファンであることを止めるという内容のブログも拝見しました。
そのブログが拡散されたときの感想が忘れられません。
「わざわざ自分が辞めるだけなのに、発売間もなくこんな砂かけみたいな感想やめてほしい」
「辞めるんなら何も言わずに辞めろよ」
結果、物販の酷さにも文句を言いつつも受け入れて、かつ、運営の思うがままのキャラクターを愛せる「我慢強いファンだけ」が残っているんじゃないでしょうか。
私も初の現地イベントがSMSだったので思い出深い…また別の機会に感想書きたい。
自分の映画所感が誤っているかもしれないという不安から
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